株式会社総合土木研究所

2026年2月号

特 集

小規模建築物基礎設計指針―改定のポイント

総括編集 高田 徹 委員

最新号
巻頭言 改定作業の回想録 酒句 教明
総 説 改定の経緯と基本方針 権田 将也
各 論 指針改定のポイント 地盤調査 小川 正宏
各 論 指針改定のポイント 基礎の計画(基礎選定と支持力) 市村 仁志
各 論 指針改定のポイント 基礎の計画(沈下) 高田  徹
各 論 指針改定のポイント 基礎の計画―液状化判定と対策・リスクコミュニケーション― 三辻 和弥
各 論 指針改定のポイント 荷重と直接基礎の設計 二川 和貴
各 論 指針改定のポイント 小規模建築物のための地盤改良(杭状地盤改良) 佐々木修平
各 論 指針改定のポイント 地盤改良―浅層混合処理工法と液状化地盤における主な対策― 内藤 康夫
各 論 擁壁や地下構造物を有する場合の設計 川﨑 淳志
各 論 指針改定のポイント 施工管理 渡辺 佳勝
各 論 指針改定のポイント 造成宅地地盤 森  友宏
各 論 指針改定のポイント 沈下障害と基礎の修復 伊奈  潔
報 文 地盤改良の必要性を判断した評価事例 松谷 裕治
報 文 片側に土圧を受けるべた基礎の設計 佐藤  隆
報 文 浅層混合処理工法による改良地盤の設計例 垣内 広志
報 文 深層混合処理工法による改良地盤の設計事例 相沢 彰彦
報 文 小口径鋼管を用いた杭状改良工法の設計事例 品川 恭一
報 文 液状化地盤での建物対策の設計事例 三村 佳織
報 文 擁壁に近接した住宅における改良地盤の設計事例 丸山 智之
報 文 近接施工に起因した沈下修復工事の設計事例 藤本 圭介
連載企画 けんせつ小町便り 第122回 山田 菊子

〈編集趣旨〉

日本建築学会「小規模建築物基礎設計指針(以下,小規模指針)」は,2008年の初版刊行以来,実に17年ぶりの改定版となる。小規模指針は住宅建設に直結する内容を扱っていることから,一般建築物に比べて圧倒的に着工件数が多い住宅分野において広く参照されており,学会書籍の中でも発行部数で上位を争うベストセラーであると聞いている。読者層も,建築士をはじめ,基礎地盤や宅地造成の専門技術者,確認申請機関の審査担当者,さらには住宅地盤に関する訴訟を扱う弁護士など,多岐にわたる。この種の指針は,概ね10年を目途に,期間中に得られた技術的知見や社会的背景を踏まえて改定されるのが一般的である。しかし今回の改定にあたっては,新型コロナウイルス感染症の影響による遅延に加え,技術的に議論すべき課題が多かったことも事実である。
  そこで本特集号では,改定のポイントや改定に至る経緯について,改定作業に携わった委員に各論の執筆を依頼した。また,小規模指針に準じた設計・評価事例を報文として紹介し,当指針の理解を深めるための“バイブル”となることを目指した特集企画とした。

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